第4章 葉の露
「俺の目的はただひとつ。千鶴ちゃんを守ること」
「それがてめぇにできるのかよ」
「…確かに、今までは俺も記憶がなく、できないことも多かった。これからも常にそばにいるというのは出来ないでしょう。だが、俺の目の前で傷つけられることは、もう許せない」
これで受理されないのなら、俺の残る手段を試すのみ…
そう考えていると土方がため息をついた。
「…お前、これができなかったらどうする気だった?」
「…正直に言えば、千鶴ちゃんを連れて逃げるつもりでした」
「それが出来ると?」
「まぁ、頑張れば」
その場の殆どが呆れ顔なのは気のせいではないだろうな。
「まぁいい…明日、お前の入隊試験を行う」
「入隊試験?」
「あぁ、使えなきゃ、ここには置いておけねぇからな」
そういうことか。つまり力を見ると…
「あと、俺は千鶴ちゃんと同室がいいんですけど…」
「はっ?!」