第4章 葉の露
「秋夜、なんかいい案ないのか?」
「うーん、手っ取り早く、見張りを殺るとか」
…はぁ。
「それだといなくなった千鶴ちゃんが下手人扱いになるだろうが」
「ははっ、冗談だよ」
たまーに、冗談に聞こえないんだよなぁ…こいつのは。
「じゃ、俺がせんにゅ「却下」……」
反対されることはわかってたけど、そんなに早く否定されると抗議もできない。
「だいたいなぁ、ここの奴らと関わりを持つこと自体、俺らには危険なんだぞ」
「…わかってるよ」
「なら、いいんだけどなぁ?」
しかし、問答を繰り返したところで解決法は出てこない。
「なぁ、蓮華「今は玻瑠だ」…玻瑠、彼女に見張りがついてるってことは、まだ安全ってことだろ?」
まぁ、確かに死んではいないだろうが…
「…そうだな」
「じゃ、このまま様子を見るってのはどうだ?」
「…それは、監禁されている千鶴ちゃんをここに放置するってことか」
少し、声を落として問いかける。
「…そんなに噛みつくなよ。ま、確かにそうなるけど、でも様子を見ることは必要だろ」