第4章 葉の露
雪が降る夜、私たちは新選組の門の上に立っていた。
「まだ灯りがついてるところがあるな」
秋夜の言う通り、ひとつだけ灯りのついている部屋があった。
「あそこ、あの部屋だけ見張りがついてる」
呟くと秋夜はこちらを振り返った。
「あの部屋だけっつーことは、まあほぼ間違いないか」
「あぁ、たぶんあそこに千鶴ちゃんがいる」
さて、どうするか…
正面から行けば、見つかるのは必至だろう。
だからといって、上、つまり屋根裏には気配がある。
…1人…なら…
「屋根裏のやつをどうにかしようなんて考えるなよ。きっとあいつも俺らと同種だ」
隣で聞こえた声に苦笑が漏れる。
「ばればれ、か」
「当たり前」
「…何処かで騒ぎを起こせばあの見張りは離れるかな」
「見張りってんだから動かない可能性もあるな」
無駄になるかもしれない、か。
どうするべきか…