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Let's play our music!【うた☆プリ】

第14章 成長〜side??



《結局、私はアイドルのことも作曲家のことも全然知らなかったんです。知らずに適当な理解をしていた。それ故に何も見えていなかった》

「ちゃん…」


月宮さんがポツリと名をこぼす。
彼女のアイドル時代をそばで見ていたあの人だからこそ、感じるところがあったのだ。


それだけで、良かったと思えた。
彼女をこの世界に飛び込ませたことを。

私がなったからなる、なんてどこかぼんやりとした夢を掲げていたあの子に事実を伝えてくれたことを。

アイドル時代のときも、そして今も、彼女は周囲にいる人間に恵まれている。


《それを教えてくれたのはこの学園の皆さんでした。アイドルを目指している人、作曲家を目指している人、それぞれから熱意と思いが伝わってきました。自分の甘さを…教えられました》



《それを教えてくれた皆さんに、感謝を伝えたい。そして今度こそ私の曲を届けたい。そう思って、今ここにいます》



《私が今まで培ってきたもの全てを使って届けます…聴いて下さい、"myself"》
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