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Let's play our music!【うた☆プリ】

第7章 本当の自分



その後、翔から四ノ宮さんが見つかったという連絡があった。

彼の文面的に、何かやばいことは起きなかったらしい。
とりあえずは一安心と肩をなでおろした。

そして翔に指定された喫茶店へとやって来た私だったが、そこには思わぬ人物もいた。

「春歌!?どうしてここに」
「ちゃん!」
「ま、色々あってな。七海と一緒でもいいか?」
「私はもちろん良いよ」

HAYATOのライブに行くと聞いていた春歌がなぜここに。

聞くと、誰もが予測し心配した通り迷子になったらしい。
その最中に砂月さんと出会い、翔とも会ったとか。

偶然とは恐ろしいものだ。

神宮寺さんといい、春歌といい、この大都会でどうしてピンポイントで見つけてしまうのだろう。

「このパフェ、とっても美味しいです!もどうですか?」
「ありがとう、でも大丈夫よ」

砂月さんの時の記憶はないらしい四ノ宮さんの幸せそうな笑顔をちらりと見てから、周りを見渡す。

「………」

すると1本の木が倒れているのが目に入った。

「し、翔…これって」
「御察しの通り、だ」

砂月の力というものを物理的に見てしまった私は、改めてこの事態の恐ろしさを理解する。

その後は決して眼鏡が取れないようにと翔と春歌と3人で目を光らせた。
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