第6章 急接近?!
『てかさ、今度2人で遊ばない??』
『え!2人っきりですか??!』
男の人と2人で遊ぶのなんて何年ぶりだろ、、、。
『2人っきり!!やだ?』
『イヤではないんですけど、ちょっと緊張します、、、』
『あははは!!菜穂らしいな!』
そういい、日向さんは子供のようにケラケラと笑った。
『でも、俺は菜穂と2人で遊びたいなー。ね、いいしょ?』
日向さんは、返事を急かすように顔を近づけてきた。
私が少しでも前に動けば、鼻が触れてしまいそうなくらいの距離に、だんだんと顔が火照ってくる。
てか、断れる状況じゃないよねこれ。
『わ、わかりました』
『よっしゃああぁあ!!!じゃあ、来週の土曜日とかどう??』
めちゃくちゃ積極的すぎて、否定すらできない雰囲気です、、。
私が首を縦に振ると、日向さんは、嬉しさがこみ上げてきたような満面の笑みで、私の頭をクシャクシャと撫でた。