第6章 急接近?!
私達が飲みながら賑やかにしていると、すぐ横の通りを匠さんと龍樹さんが、空になったお酒を片手に通っていくのが見えた。
もう帰っちゃうのかな、、?
私が無意識に、龍樹さんの方に目を向けていると、
『マッシュくん気になる?』
と、みんなには聞こえないくらいの声で、日向さんが口角をあげニヤニヤしながら言ってきた。
『まぁ確かにあれはかっこいいよなぁ、、うんうん。俺の次に』
日向さんの発言に、苦笑いをしていると、
『私ちょっと匠さん達に挨拶してくるわ!!』
と、葵が言うので、私もそれについていくことにした。
私が椅子から立ち上がると、
『すぐ帰ってきてよぉー』
と、日向さんはすこし寂しそうな子供っぽい表情で言った。