第6章 急接近?!
『ねぇ、菜穂にお願いがある!!!』
『な、なんですか??』
突然右隣の日向さんが、顔の前に両手を合わせて、私にお願いがあると言い出した。
『ほっぺた触らせて!!!』
『は、はい?!?!』
急になんてこと言い出すんだろこの人は、、、。
日向さんの突然の言葉に、うつむき気味だった葵も、少し目を見開きながら顔を上げた。
そりゃあ葵もビックリするわ。
『洸ってそーゆー趣味あったの』
私の左隣の奏多さんが、ボソッと呟いた。
『いい???』
そんなウルウルした目で私を見ないでくれーー、、!!!
『は、はい、、』
『菜穂ちゃん、嫌だったら断っていいんだからね?』
見兼ねた理玖さんが言う。
『じゃ、遠慮なく』
そういい、理玖さんの言葉を華麗にスルーして、さっそく私の右頬をプニプニとつまんできた。
『うっわーーー、気持ちいい!!!さすがJKのほっぺ!!モッチモチだわ、、なんか俺まで若返りそう』
なんかこの状況おかしくないか、、。
ほっぺをプニプニされてるのを周りが見てるって(笑)
なんか恥ずかしくなってきたし!!!!
でも、葵の表情はさっきの固い表情より、いつもの明るい葵に戻ってきていた。
『おい、奏多!お前も触ってみろよ』
『ん?あぁ』
意外にも、奏多さんがなんの躊躇いもなく私の左頬をツンツンとしてきた。
えっ、、、。奏多さん、、。
まさかの出来事にビックリしすぎて、顔がみるみるうちに熱くなっていくのがわかる。
恥ずかしすぎる、、、。