第6章 急接近?!
『ねぇ、菜穂ー、真斗様いなくない??』
匠さんの横に座っていた葵が周りを見渡して言う。
葵に言われて、私も周りを見渡してみるが、確かに真斗さんの姿が見当たらない。
あとで日向さんにでも聞いてみよっかなー、、。
『菜穂あとで日向さんに聞いてみて!』
『おっけ!』
ってか龍樹さんもいないんだけど、、、。
『あ、、今の菜穂の心の中当ててあげようか!』
葵は私の顔を下から覗き、ニヤついた顔で言ってきた。
『な、なに?』
『龍樹さんいないなーーー、、でしょ!!』
うぐっ、、当たってる。
『そんなわかりやすい??』
自分どんだけ顔に出ちゃってるんだろ。
『龍樹さんなら今飲み物取りに行ってるみたいだよー?』
と、また面白がっている様な笑みを浮かべている。
そうこう話してると、龍樹さんがお酒を片手にこちらへ戻ってきた。
『お!!菜穂ちゃん!あ、葵ちゃんも来てたんだ!!』
そういい、クシャっと目のなくなるくらいの笑顔を浮かべた。
ぐはっっっ、、。この笑顔反則すぎる、、。
かっこよすぎでしょーーーもーーー
『菜穂ちゃん達も呑んでる??』
龍樹さんいつもより口数が多い気がする。
なんか最初会ったときより話しやすいかも!!!
そして、龍樹さんは他に席が空いてるにも関わらず、私の横に腰を下ろした。
なんで、横に、、?!
心臓がドキドキしすぎてどうしよう、、。
『龍樹さん、今日もライブ、、か、、かっこよかったです!!』
うわーーー、目が見れない!!!
こゆとこで人見知り爆発させちゃうから本当困る。
『いやー、いつも見に来てくれてありがとね!!あ、そうだ。今度詩穂ちゃんも入れてさ、みんなで練習しようよ!』
『あ、はい!!やります!!やりたいです!!』
うわぁぁあ!!夢のようだ、、。
ライブ以外でも龍樹さんに会えるなんて!!!!