第6章 急接近?!
『え、葵!!!と、菜穂ちゃんも!どしたの!』
『打ち上げ呼ばれたから来てみた!!』
『呼ばれたって誰に?』
匠さんが葵にそう言うと、葵は私に託す様に一瞬こっちをチラッと見た。
『あー、Clanの日向さんにです!』
私がそう告げると、匠さんは少しだけ目を見開き驚いている様子だった。
『いつの間に仲良くなったん!!』
『私は全然だけど、菜穂がね?』
『いや、私も仲良くなったって言えるくらいの関係ではないですよ???』
そうだよ、たった数回会って、一回電話しただけだもん。
これだけで仲良くなったなんて言えない言えない。
そういえば、日向さん見かけないなーー??
どこにいるんだろ、、、。
周りを見渡してみると、少し離れた所に、Clanのドラムの理玖さんと、ベースの奏多さんが見えた。
なにやらお友達?と楽しそうにお酒を飲みながら会話をしている。
すると、理玖さんの隣の空いている席に、どこからか日向さんが現れた。
日向さん少し頬っぺた赤くなってる、、!
見た目的にはお酒強そうなのに、本当に弱いだなんて本当に意外すぎる(笑)
年上なのに、なぜか可愛いだなんて思ってしまった。