第4章 急展開
『日向さんと電話したぁぁああ?!!?!』
朝から葵の叫び声が教室中に響き渡っております。
あの日向さんとの電話から2日経ち、学校で会った2人に早速このことを話した。
『日向さん、案外まんざらでもないんじゃない?』
『それってどーゆー意味?』
『菜穂可愛いから、ちょっと気になってるのかもよ?』
詩穂が急にそんなことを言ってきた。
『いやいや、それはないよ!最近彼女と別れたばっかりーとか言ってたし、俺にはクランがあるからって言ってたし』
『なにそれかっこよ』
『ねぇねぇ、もし聞けたらでいいんだけどさ、真斗さんに彼女いるか聞いてくんない?』
葵は、お願いっと顔の前で手を合わせて言う。
『聞けたらね(笑)まだそんなに仲良くないから、様子見ながら探ってみる!』
私がそういうと、葵はありがとうっと満面の笑みで抱きついてきた。
ガチで真斗さん好きなんだなー。
彼女いないといいんだけど、、。
『あ、そんな菜穂ちゃんにいい話があるよん♪』
『なになに?』
『今週の土曜日、またフェイムのライブあって、今回はお金いらないで行けるんだけど、、』
『行きます』
『即答かよ(笑)』
私のあまりの早すぎる返事に、静かに話を聞いていた詩穂が思わずツッコむ。
『詩穂ももちろん行くよね?』
『もちのろーーん♪』
よーーーし!!また楽しみ増えた!
週末の楽しみを糧に頑張りますかぁ〜!