第4章 急展開
ふと、携帯の画面をみると、深夜の2時を過ぎようとしているところだった。
もうこんなに時間経ってたんだ、、。
時間も忘れて話しに夢中になっちゃうなんて、私成長した!?
いや、日向さんが話しやすい人だからだよね。
年上なんだけど、年上感がそこまでなくて、友達みたいに話せる。
こんなに自分のこと話すの久々だったな。
おかげで少しスッキリした気がする。
『もうこんな時間かーー、時間経つの早いね!』
『本当ですよね!!なんか、久々楽しい電話が出来ました!ありがとうございます!』
『本当可愛いことばっかり言うよね〜。菜穂さ、俺に教えて欲しいことあったらなんでも聞いてね。』
『はい!ぜひお願いします!』
ギターのこと分からないことだらけだから、たっくさん聞いちゃおーっと。
こーいう恋愛の話もいいけど、ギターの話をするときの日向さんも見てみたいよね。
それから、日向さんがアクビを連発し出したので、私たちは通話をやめることにした。
なんかかっこいいのに、チャラくてエロくて、、。
勿体無いというかなんというか。
いや、かっこいいからチャラいのか??ん?
最後に言ったまた電話しよーねーって言葉、それがいつになるのか。
社交辞令なのか、本当なのかもよくわからない。
でも、不思議と日向さんとならずっと話せそうな気がするんだよね。