第4章 急展開
日向さんからメールが来て、10分は経っただろうか。
自分で打った文を、打っては消してと繰り返していたら思ったより時間が経ってしまっていた。
相変わらず心臓は鳴り止まない、、。
こんなに送信ボタン震えながら押すことないよね。
自分の身体が、自分のじゃないみたいに言う事を聞かない。
自分で選んだ言葉に間違いはなかったか不安になりながらも、日向さんからの返信を待つ。
すると、すぐさま携帯が鳴り出した。
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もう寝ちゃってるかと思ったよ〜!
もし良かったら、電話しない??
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『へっ?!!?!』
あまりに急な展開に、1人で思わず声に出してしまった。
ちょっと、、電話って、、。待って、、。
全身が心臓になったかのように、ドキドキが鳴り止まない。
ど、ど、どうしよう、、。
男の人と電話だなんて、、無理、、。
緊張しかない!!!絶対上手く話せない。
しばらく画面と葛藤して考えてみたが、こんなチャンス人生で二度とないかも知れない、と意を決して電話をすることにした。
日向さんからはすぐに返信がきて、メールには電話番号が書かれてあった。
うぅぅ、、私からかけろってことぉお!?