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赤い夫との日常【黒子のバスケ R18】

第13章 赤い夫とのアメリカ



「なんだ?聞こえなかったのか?すまん」

『いえ………。そういうわけでは…………』

「そうか。不満か?」

『不満と言いますか………。あ!征十郎!いや社長には言ってあるのですか?』

「ああ。社長には言ってある。というか社長と2人で行ってもらう」

『え。仕事ですよね?』

「勿論だ。社長が1人でアメリカに行く予定だったのだが、お前もついでに連れて行くって言われてな。それにお義父さんに挨拶しないと駄目だろう?特に仕事もなかったから了承した」

『はあ。まだ今年は1回も挨拶してませんが………』

「じゃあいい機会じゃないか。夫婦水入らず行ってこい」

『もうそれ旅行になりますよね』

「いや一応仕事もあるぞ?さっきも言ったがな。今回はアメリカの本社に世界各国の支部が一斉に集まる。そこでお前の仕事だ。通訳兼秘書としてな」

『はい………』

征十郎は社長だ。しかしアメリカに本社があり、本社はお義父さんが指揮をしているので立場的には2番目ということになるが、お義父さんも年は年なので征十郎がすべてを取り仕切ってるといってもいい。

「ということで詳しいことは社長に聞けよ」

『はい。ありがとうございました』

私は頭を下げた。

「良い忘れていたが、出張のとこ内緒にされたからって社長のとこ怒るんじゃねえぞ?」

『善処します』

私はもう一度頭を下げると、社長室へと戻った。
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