• テキストサイズ

赤い夫との日常【黒子のバスケ R18】

第12章 赤い夫とキセキとの別れ



AM6:30

私は目を覚ました。

「あ。起きたかい?おはよう」

そこには上半身裸の征十郎が微笑んで見ていた。

『あ………………?』

私は寝ぼけている頭をフル回転させた。

『ああ。昨日疲れて…………。で、なんで服…………あ。思い出した』

やっと思考回路が繋がった。

『てことは朝ご飯!!!征十郎!服は!?』

「騒がしいね」

征十郎は私を抱きしめて頭の後ろに手をやってキスをした。

『うんっ………んっんんっ…………………』

征十郎の舌が細かく動き回る。私の唇の端から透明の液体が滴り落ちた。

『あっ……ん………んっ……っ………』

私は段々身体が熱くなるのを感じた。

『せいっ……………んっ……』

私は角度を変えるときにできる隙間から征十郎の名前を読んだ。

「はぁっ…………なんだ………」

『な……なんだじゃ…………ないって。朝ご、ご飯作らな…………』

「昨日は誰かさんが寝たからね。俺は不満でいっぱいなんだが」

『そんなん言われても………。疲れてたし………』

「まあいつも車ばっかりだしね」

征十郎は短いキスをした。

「おはよう」

『……………おはよう』

私は少し征十郎を睨んだ。
/ 237ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp