第9章 赤い夫とキセキとの騒がしい夕食
「青峰。もう少しよく噛んで食べろ。消化が悪い」
「中学から変わってねーな。赤司も」
「皆変わってないだろう?」
「そうなのだよ。皆変わってなどいない」
『皆の中学生の時見たかったなー。大輝お皿ちょうだい』
「おーー」
「今のままなのだよ」
『けど皆今より身長と中身小さかったでしょ?』
「………見なくていいです。どうせ僕初試合で転けたんですから。黒歴史です」
「テツ…………。お前いま自分からカミングアウトしたぞ?」
「もういいんですよ。あと美桜さんお腹抱えて笑わないでしないでください」
『い、いや………。ごめ………ごほっごほ』
征十郎が背中をさすってくれてる。
「さすがに笑ってしまうのは無理ないっスよ!!」
「たしかに。あの時はハラハラしたが今は笑い話なのだよ」
「皆ひどいです」
「テツくん?私はテツくんの味方だからね!!!」
さつきがテツヤに抱きついた。