第9章 赤い夫とキセキとの騒がしい夕食
『はい。おかわりどうぞ』
「おーー。サンキュ」
『美桜っち!なにかデザートあるっスか?』
『んー。あ、リンゴがある。むこうか?』
「食べたいっス!!」
『わかった』
「美桜。まだカレーは残っているか?」
「俺も~。おかわり~」
「俺もほしいな」
真太郎、敦、征十郎が言った。
『ぎりぎりある』
私は3人にカレーを入れた。
皆は全て綺麗に食べつくしてくれた。
「もうお腹いっぱいです。ご馳走様でした」
テツヤがキッチンまでお皿を運んだり洗うのを手伝ってくれたりした。
『いえいえ。手伝ってくれてありがと』
「はい。そういえば今日はみんなどこで寝るんですか?」
『え?リビング』
「全員分の布団あるんですか?」
『ないよ?だから私とさつきが一緒の布団で寝て、ソファでも寝てもらうから大丈夫』
「なるほど。あ、あとゲーム面白かったです」
『あ!!それ!すっかり忘れてた。暇つぶしにでもやってたの?』
「はい」
『アイテムとか使ってないよな?』
「青峰くんがレアアイテム使いました。負けそうだったので」
『あいつ。後で覚えときや………』
「??なんか寒気が…………」
私が食器を洗い終わり、その後しばらく大輝の意識が消えていたのはいうまでもない。
※次の章はさつきとのお風呂です。ページ数とても短いです。