第9章 赤い夫とキセキとの騒がしい夕食
〜家へ行く組〜
「着いたよ」
俺は鍵を開けて中に入った。
「すっげー!!むっちゃ広!」
「広いですね………。あ、荷物はどこに置いたらいいですか?」
「お邪魔するのだよ」
青峰、緑間、黒子は靴を脱いで鞄をどこに置くか悩んでいた。
「とりあえずはリビングに置いておいてくれ。黄瀬と桃井と紫原の分もな」
「じゃあここに置いておくのだよ」
「おーー。それにしてもあいつらが帰ってくるまで暇だなー。なんか暇つぶしするやつあるか?」
青峰は歩き回りながら言った。
「TVゲームだったらあるが…………」
「まじで!?美桜がしてんのか??」
「ああ。休日とかにはやってるよ」
「意外ですね………。赤司くんはやらないのですか?」
「たまにやるよ。ただ俺はゲームをしてる美桜を見る方が好きだが」
「そうかよ。あ!これ最新のやつじゃねーか!!やってもいいか?」
「良いと思うよ」
「テツ!やろーぜ!緑間は?やるか?」
「俺は久しぶりに赤司と将棋がしたいのだよ」
「そうだな。久しぶりにやろうか」
俺たちはこうして美桜達が帰ってくるのを待った。