第8章 赤い夫とキセキとのバスケ
「初ゴールなので得点に入れてあげてもいいんじゃないですか?」
「そうっスよ!美桜っちゴールおめでとうっス!!」
涼太は手を私の前まで持ってきて、笑顔で言った。
『うん!』
パン!
「じゃあ続けよう」
征十郎の1言で皆の顔が引き締まる。
それからというのも、皆でコンビニへ行ってご飯を買ってから食べて、夕方までずっとしていた。
「あーー。疲れたっス」
『なんで皆こんなの付いていけんの……………』
私と涼太は床に大の字で寝ていた。
「美桜。これから買い物に行かないと駄目だろう?」
『あ…………。ほんとだ』
「美桜ち〜ん。今日の晩ご飯何??」
『カレーだよ』
「やった〜」
敦は私の横に座った。
『敦。そこのタオル取って』
「いいよ〜」
30分ぐらい床に寝転がりながら過ごし、汗もひいた所で近所のスーパーに行くことになった。