第8章 赤い夫とキセキとのバスケ
「というか生で関西弁って久しぶりに聞きましたね。今吉さんの関西弁は聞いてましたが…………」
「俺なんか毎日のように聞いてたぜ。女の関西弁はTV以外はねーけどな」
「喋ってないでチームを決めるからこっちへ来るのだよ」
『どうする?私と征十郎は一緒で2人誰か私と一緒のチームで…………』
「はい!!俺行くっス!!!」
『涼太か。あともう1人は?』
「僕が行きます」
テツヤが片手をあげて言った。
美桜、征十郎、涼太、テツヤVS真太郎、大輝、敦
のチームになった。
「美桜がいるからぶつからないように注意しろ」
『「おう!!」』
私も混じって返事をした。
「じゃあ始めるよー」
私と敦がジャンプボールを取る。
「美桜ちんとっていいよ〜」
『え?いいの?バシンて??』
「うん。バシンてやって〜」
『ありがと。家帰ったらお菓子あげるね』
「やった〜」
「いくよー!!!」
さつきの声が体育館に響いた。