第8章 赤い夫とキセキとのバスケ
『ね。うちにみんな泊まってもらったら?』
「は?正気かい?」
『うん。そのほうが楽しいし作りがいあるからね。それに久しぶりに皆とわいわいしたいから』
「そうだが……………。美桜はいいのかい?」
『くすっ。なんで?私が提案したんやから大丈夫だよ。無理なことは提案しない』
「そうか。じゃあ黄瀬に連絡しないとな」
征十郎はもう一度電話をした。そしていきなり…………。
「俺の家の近くにある体育館を貸し切るからな」
と、言った。
『はぁぁぁ!?え?それこそ正気?』
〈美桜っちすごい驚いてるっスけど………。大丈夫なんスか?〉
「大丈夫だ。問題ない。じゃあまた再来週楽しみにしているよ」
「ということだから体育館に電話する」
『はい。どうぞ。私もいきなり決めてすいませんでした』
そしてすぐに征十郎は電話をかけた。
皆と会うのは再来週に決まった。結婚式前からキセキの世代とは、よく式準備や呑んだりして会っていたから皆と会うのは私たちの結婚式以来だから楽しみだ。