第6章 赤い夫とのデート
「じゃあ他に行きたいところは?」
『特にないなー。こうして征十郎と出かけれるのが嬉しいからな』
「嬉しいこと言ってくれるね。じゃあとりあえずその辺を歩くかい?」
『うん。ごちそうさまでした』
「食後のデザートは?頼むかい?」
『!!頼む!』
コーヒーとティラミスを頼むことにした。
『あーー。美味しかった!お腹いっぱい』
私はお腹をさすりながら言った。
「そうだね。ここの店は美味しい」
『ちょっとトイレ行ってきてもいい?ここで待ってて?』
「じゃあ俺も行くよ。ここで待っとく」
『はーい』
『トイレ混んでたな………。征十郎待たせてるし急がな』
私は征十郎の元へと早足で行った。