第6章 赤い夫とのデート
私はカルボナーラ、征十郎は和風パスタにした。
『美味しい!!』
卵の黄身に少し絡ませてから食べるカルボナーラは最高だ。
『征十郎も1口いる?』
「じゃあ1口もらおうかな」
征十郎は口を開けた。
『はい』
私はパスタをフォークに巻いて少し黄身をつけて征十郎の口の中に入れた。
「久しぶりに食べるけど美味しいね」
征十郎は食べてから言った。
『うん!あ。征十郎のもちょうだい』
私も口を開けて顔を前に少し持っていった。
「いいよ。はい」
征十郎は口の中に入れてくれた。
『和風のも美味しいな。大根おろしもきいてて』
「これにして正解だった。次は?どうする?」
『んーーー。あ、ティッシュとトイレットペーパーかな。今日は安売りだから』
「別に今買わなくてもいいんじゃないのかい?」
『だって私1人じゃ持てないから』
「わかった。じゃあそれは最後でもいい?」
『うん。いいよ』