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赤い夫との日常【黒子のバスケ R18】

第23章 赤い夫とのプロポーズ?



「美桜が外へ出ている間、俺は皆に紹介したい人がいるって伝えていたんだ」

『そ、そんな事…しなくても……』

そんな事しなくてもいい。私は心底そう思った。

私がここにいる人達全員に何かをするわけでもない、キセキの世代や、洛山の先輩方には私の存在を知らせるのはわかるが、それ以外の人達に伝える意味も必要もない。

「確かに黒子たちに紹介するのは普通だし、こんな大きな会場で言わなくていいね」

征十郎は私が何を考えてるのか読み取ったのだろうか。征十郎のそういうところは本当に怖いと思う。

『じゃあ、なん「美桜」』

征十郎は私の目をしっかり見つめる。

「これから俺がいう事はたぶん、ここで言うべきではないと思う、でも俺は皆に知ってほしいんだ」

『なに……を?え、征十郎?』

公開で別れる宣言をされるのだろうか、それとも会社がクビとか?そんな事が私の頭の中でぐるぐるぐるぐる回る。

心臓の音がうるさい。
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