第23章 赤い夫とのプロポーズ?
「じゃあ美桜はここで待っててね」
さつきはにこっと笑うと扉の中へと消えていった。
『え……??』
扉の外にぽつんと私1人。
……新手の放置プレイか?
そんな妄想にただ1人で入っていった。
~さつき目線~
私たちは美桜を置いて中へと入った。入ると懐かしいメンバーがたくさんいた。
「お、やっと来たんか?久しぶりやな」
聞き慣れた関西弁が聞こえてきた。
「今吉さん!?」
「おお。桃井久しぶりやなー。皆も久しぶり」
私たちが入ってきたのはすぐに分かったらしく、私の周りに人が集まってきた。
「征ちゃん!!久しぶりね!!!!」
あ、実渕さんだ。
見ると洛山の人達が赤司くんを取り囲んでいた。
赤司くんの口は少し微笑んでいた。
……赤司くんも皆と会えて嬉しいんだな。
見ているこっちまで嬉しくなった。
パシャッ
私は後で美桜見せるように写真を撮った。