第23章 赤い夫とのプロポーズ?
あれは……青峰くんかな?
私は髪が青く、日に焼けて黒い肌をした人を見た。スーツが苦しいのかネクタイを緩め、ボタンをあけて崩している。
『桃井さん今日はよろしくお願いします』
私はにこりと笑ってさつきに言った。
「同い年なんだから敬語はやめてよーあと呼び方はさつきで!呼び捨てでいいよ」
さつきは笑顔で返してきた。
私はさつきから放たれるキラキラとしたオーラに眩しいと思いながら言った。
『じゃあそう呼ばさせてもらうね』
「うん!」
そして征十郎が横から言った。
「とりあえず……1人ずつ名前を言っていってくれ。家でお前達のことを美桜には言ってはおいたが」
「了解っス!俺は黄瀬涼太っス!!高校は海常で、ポジションはSFっス!!」
『そういえばモデルの……』
「そうっス!また後でサイン書いてあげるっスよー!美桜っちよろしくっス!!」
『美桜っち……??』
「まあ、それは気にしないでおけ。じゃあ次」
征十郎は私の肩をぽんと叩いていった。
「次は俺か。俺は緑間真太郎なのだよ。高校は秀徳でポジションはSGなのだよ」
『なの……だよ?』
「美桜っち!それは緑間っちの口癖だからほっといていいっス!!」
涼太が私の横から言った。