第23章 赤い夫とのプロポーズ?
『私が行っても邪魔になるだけなんじゃ……』
「いや。俺と今、同棲していることを皆に言いたいんだ。あと桃井さつきというマネージャーがいるんだ。中学は同じで高校は桐皇だ。女子が1人だけになるからな……」
私も女子だ。男子がいっぱいいる中で女子1人だけの辛さは私にもわかる。
「桃井は明るいし、すぐに打ち解けられると思う。たぶん女子1人の状況でも大丈夫だとは思うが……。男の俺には女子の心が分からないからな」
そんな事を聞いて私は断れるはずもなく。私は征十郎と同席することを承諾した。
『ちなみにその食事会はいつ?』
「一ヶ月後だよ。桃井には美桜が行くことを伝えておくよ」
『うん。ありがとう。あ、写真とかってある?』
「ああ。ついでに中学の時のチームメイトの顔も教えておくよ」
全然はソファから立ち上がりスマホを取りに行った。