第23章 赤い夫とのプロポーズ？

「黒子とは中学が同じでバスケ部の同じチームメイトだったんだよ」

『そうなんだ。それで用件は何だったの？中学の時の同窓会？』

「それが違うんだよ。俺たち洛山と黒子たちがいた誠凛、あとは……まあ他に4校が集まって食事でもするらしい」

征十郎は懐かしそうな顔をして言った。

『ライバル校が勢ぞろいするってこと？』

「ああ。そうだな」

『楽しそうだね。行ってきたら？こんな機会滅多にないだろうし。みんなも忙しいでしょ？』

「うん。もちろん行くつもりだが……」

征十郎は少し躊躇いながら言った。

『どうしたの？』

「美桜も来てくれないか？」

『…………えぇぇぇ！？！？』










これは、キセキの世代と初めて会う話である。









驚いた。とりあえず驚いた。征十郎の口から何が出るかと思えばまさかの私も同行しろとの事だった。

私なんか行ったら邪魔になるだけやん……！！！！

征十郎がなにを考えているのか私には一切分からなかった。