• テキストサイズ

赤い夫との日常【黒子のバスケ R18】

第23章 赤い夫とのプロポーズ?



同棲を初めて1ヶ月ぐらい経った休日の昼下がり。

征十郎へ一本の電話が鳴り響く。

「もしもし。赤司だ。ああ黒子か」

征十郎は少し顔を綻ばせながら言った。

え?黒子??というかあの顔なに!?

いつも、征十郎にかかってくる電話は仕事関係かお義父さんからだった。だからあんなに楽しそうに電話で話すのを見たことがなかった。

「ああ。わかった。美桜にも伝えておくよ。………え?言ってなかったかい?1ヶ月前ぐらいから同棲しているんだよ。………そんなに驚かなくてもいいじゃないか」

征十郎は笑いながら言った。

あんなに征十郎を笑わせる相手っていったい……。

私はソファーで考える人のポーズをとりながら、疑問の渦に飲み込まれていった。

「うん。じゃあまた今度。皆に会えることを楽しみにしているよ」

征十郎はそう言って電話を切った。

『なんか嬉しそうだね』

「ああ。中学からの友達だ」

『あ、キセキの世代……だっけ?』

征十郎は私の横にストンと座った。
/ 237ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp