• テキストサイズ

赤い夫との日常【黒子のバスケ R18】

第22章 赤い夫との同棲



『あっ……!ちょっと待って!!』

私はもう一度ぺこりとおじぎをして征十郎の後を追って走った。

私が玄関を開けると少し離れた所で征十郎が立ち止まっていた。

『はぁ…はぁっ……。ごめん、お待たせ』

「ああ。大丈夫だよ」

征十郎はそういうとエレベーターのボタンを押した。

……待っててくれるって優しいな。

私は征十郎の小さな優しさを心の中で噛み締めた。

『今日は征十郎の家へ帰ったらいいの?』

「ああ。だから仕事が終わるまで待っててくれ。一緒に帰ろう」

『私の方が遅かったらごめんね……』

私は苦笑いをして言った。













エレベーターで下に降りると管理人さんが立っていた。

『あ!おはようございます!!』

「おはよう。引っ越すのがいきなりでビックリしたんだよ」

『すいません……ご迷惑をおかけしました』

「いいんだよ。ところでそちらの人は……?」

「赤司征十郎です。この度はいきなりの引越しで申し訳ありませんでした」

征十郎はにこやかに言った。

「あらっ良いのよそんなの!え、待って、赤司って……あの赤司グループの!?」

管理人さんは征十郎のスマイルにやられてか少し頬を染めた後、少し考えて驚きの声を上げた。
/ 237ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp