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赤い夫との日常【黒子のバスケ R18】

第22章 赤い夫との同棲



なんとか私たちは朝食を作り終えた。

「食べるのは……。しょうがない、床に置いて食べようか」

私たちは向かい合って床に座り手を合わせた。

「『いただきます』」

2人で食べる初めての朝食はとても簡単でしかも周りがダンボールの状況だったが、とても美味しく感じられた。

『あー美味しかった!!ごちそうさま』

「俺も美味しかったよ。ごちそうさま」

『……いつもこんなん食べてへんよな?さすがに』

「いや。たまにスーパーへ買い物に行くよ」

『え!?』

さっき、一人暮らしをしているから料理を作れるのは聞いたが、まさかスーパーで食材を買うとは思ってなかった。

「美桜は俺にどういうイメージを持ってたんだ……?」

征十郎は逆に驚いて言った。

『使用人さんが毎週、厳選された食材を届けに来てくれてると思ってた』

「それは無いよ。届けてくれるのはワインだけだ」

『それはそれで凄いけどな……』
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