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赤い夫との日常【黒子のバスケ R18】

第22章 赤い夫との同棲



『……やんな』

美桜は安堵した表情で言った。

「さすがに俺はそこまで鬼ではないからね。それで、話の続きだがご飯を食べたあとに業者が来るだろう。それで鍵を預けて俺達は会社へ行く」

『うん。分かった……って。え!?業者の人に任せっぱなし?』

「ああ。大丈夫だよ。俺がよく使うところだから」

『なら良かった……』

俺の言葉に安心したのか、にこっと笑って言った。

「……美桜」

『なに?……ンっ』

美桜が顔を上げた瞬間に唇で塞いだ。

『なっ……え?』

「おはようのキスをしただけだ」

『……新婚か』

美桜はベシっと俺の方を叩いて言った。

「新婚ではないのかい?」

『…………じゃ、じゃあお風呂入ってくる!!!』

美桜は俺から逃げるように風呂場へと走った。














~美桜目線~

バタン

私は脱衣場の扉を閉めた。

"新婚ではないのかい?"

そう言った征十郎の言葉が頭に回る。

『新婚か…………?』

またまた自問自答をする羽目になった。
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