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赤い夫との日常【黒子のバスケ R18】

第22章 赤い夫との同棲



俺は美桜の生活感が漂う風呂場に何か感じながら風呂へと入った。

自分から違う匂いがしてドキッとする。

「……いい匂いだな」

俺は洗いたての腕に鼻を近づけて少し匂いを嗅いだ。俺の肌から美桜を抱きしめた時に香る匂いが鼻をかすめた。

体を拭き、美桜から借りたジャージをはいてリビングへと戻った。

リビングへ戻ると布団をひいて、その上に座ってTVを観ている美桜の姿があった。

「美桜上がったよ。待たせたね」

『ううん!全然大丈夫だよ。シャンプーとかわかった?』

俺が声をかけると美桜が振り向いて笑顔で言った。

「ああ。大丈夫だ。すまないが水をもらえるか?」

『うん。ちょっと待ってね』

美桜がそう言うと、よっこいせと言って立ち上がりキッチンへと向かった。

『はい。お水』

美桜が俺のところまで来て渡してくれた。

「ありがとう」

俺はそう美桜を見て言って水を飲み干した。

飲み干したのと同時に正面から俺へ衝撃が走った。

『私と同じ匂いする』

美桜はそう言ってスンスンと匂いを吸い込みながら、俺の胸板俺の鎖骨辺りをぐりぐりと頭で擦り付けた。
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