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赤い夫との日常【黒子のバスケ R18】

第21章 赤い夫との結婚



私たちの関係は"社長と部下"もしくは"同級生"としかない。

結婚はもう少し後だと考えたとして、もし社内恋愛をしてバレたら?私が飛ばされるか、征十郎が怒られるかもしれない。

そんなリスクが頭の中でぐるぐると回っていた。

「ちなみに……理由を聞いていいかい?」

征十郎は心底驚いた顔をしながら言った。少しだけ、ありえないという感情も受け取れるが……。

『うん……』

私は思ったことをすべて言った。

「……なるほど…………」

征十郎は顎に手を置いて黙る。

あまり納得してないよな……?

私はじっと征十郎の顔色を伺うために征十郎をじっと見た。

「美桜は、俺に結婚しようと言われて嬉しいという事でいいのかい?」

『……嬉しいってさっきから言ってますけど』

「いや。ただ確認しただけだよ」

征十郎はにこりと笑って言った。本当に嬉しそうだった。

「うん……。そうだね。父さんには何を言われるかは俺にも想像はついてない。もし、反対されたら意地でも通そうと思う。たとえ社長という立場が無くなってもね」
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