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赤い夫との日常【黒子のバスケ R18】

第21章 赤い夫との結婚



「……それにしても本当に美味しそうに食べるね」

征十郎はひとしきり笑った後に言った。

『だって美味しいから。あと赤司くん笑いすぎ』

私は征十郎を睨んだ。

「すまない。こんなに美味しいそうに食べる人は初めて見たからね」

『私にはこんな美味しいお肉は滅多に食べれませんから』

私は征十郎と普通に話せてる事に感動したが、笑われて少し怒っているので皮肉を込めて言った。

「なら毎日食べさせてあげよう」

征十郎は私の目を見て優しく微笑んで言った。

『え?そんな冗談を「違う」』

「俺は本気だよ」

征十郎はじっと私の目を見る。私の内側まで見るように強く。

『う、うん……』

「美桜」

『はい??』

「俺が今から言うこと良く聞いて」

『うん』

私は何を言われるのかとドキドキしながら頷いた。














「結婚しよう」














私は時間が止まったのではないかと思った。

「…………」

『…………』

私は正直この時の記憶がない。それほど衝撃だったことは覚えている。

え?今なんて?結婚?うそ、うそ、嘘嘘嘘嘘嘘嘘。いや。夢だ夢だ。こんな夢早く覚めて…………

もう思考回路がぐちゃぐちゃだ。
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