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赤い夫との日常【黒子のバスケ R18】

第21章 赤い夫との結婚



『ごめん。お待たせ』

私は外を見ていた征十郎に声をかけた。

「ああ。大丈夫だったか?」

征十郎は私の目をじっと見て言った。

『うん。化粧直しに時間かかって』

私は少し微笑んで、席へと座る。

「そうか。もうそろそろ料理が運ばれてくると思うよ」

『やった!楽しみ』

そしてすぐに前菜のサラダが運ばれてきた。

スープも運ばれてきて、どれも美味しかった。

「メインの焼肉です」

店員さんが私の前にお肉を置いた。

私はテレビでやっていたやつで、征十郎は塩ダレだ。

『ありがとうございます…………』

私はあまりの見た目の美味しさに言葉を失っていた。

「美桜の目がキラキラしてる」

征十郎は口に手を当てて笑いを堪えながら言った。

『だって、テレビで見たやつが目の前に……』

「早く冷めないうちに食べろ」

『うん!!いただきます!』

私は一口大に切られているお肉をお箸で持ち、少し塩をつけて口の中へ入れた。

「どうだ?」

『…………美味しいです!』

「もう顔に大きく美味しいと書いてあるよ」

征十郎は笑いながら言った。
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