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赤い夫との日常【黒子のバスケ R18】

第21章 赤い夫との結婚



「赤司様。本日はご来店いただきありがとうございます。お席のほうへご案内いたします」

料理長らしい白い服を着た人がやってきた。

料理長まで来るとは……。赤司くんてすごいんや…………。

私は1人、征十郎との距離を感じていた。

「ああ。お願いするよ。美桜、行こう」

『え?あ、うん』

私は征十郎の少し後ろを歩いた。

案内された場所は個室で畳に座って食べるところだった。左を見ると1面ガラス張りでビルの光がキラキラと輝いていた。

「改めまして、本日はご来店いただき誠にありがとうございます。料理長の藤村です。本日のメニューは…………」

たくさん地方の食材や海の幸、お肉など紹介されていったが全然わからず聞き取るのを諦めた。

「そして、本日の品はA5ランクの近江牛の希少部位を焼いて、厳選された九条ネギをふんだんに使った塩ダレと絡めたものです」

「九条ネギは京都でも食べてたかい?」

『うん。そりゃね。食べてたよ。最近は食べてないけどね』

「京都出身なのですか?」

『はい。就職とともに上京しました』

「ではサービスで京野菜を使ったお漬け物をお付けします」

料理長のおじさんはにこりと笑って出て行った。
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