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赤い夫との日常【黒子のバスケ R18】

第21章 赤い夫との結婚



少しページをめくると結婚式の写真などが出てきた。

『もう2年か……。早いな』

「そうだね。この時……というか美桜は俺とすぐに結婚してくれなかったな」

『そりゃすぐに“はい。結婚しましょう”ってすぐに言えないよ』

「だいぶ慎重に言ったつもりだったんだがな」

『え?あれで??』











私が入社してから半年が経った。今までの半年間はとても濃く、秘書検定を取得するため猛勉強したり、征十郎に付いて行くパーティなどがいっぱいあった。

「美桜」

『はい』

征十郎の呼び方が東から美桜に変わったのはこの頃からだった。

「今日の夜は空いているかい?」

私はパソコンを打っていた手を止めてスケジュールを確認した。

『はい。特に予定は……ないですね』

「そうか。なら今日は夜にレストランに行こう。美味しい所があるんだ」

『了解です』

今月お金大丈夫やったかな……。

私は心の中で心配していた。

「ああ。もちろん俺の奢りだよ。だから心配しなくていい」

『…………。なんで分かるんですか』

「どれだけ一緒にいたと思ってるんだい?」

『……理解しました』

私たちは基本こんな調子で話す。
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