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赤い夫との日常【黒子のバスケ R18】

第4章 赤い夫との夜



征十郎は私の反応を楽しむように耳を触っている。

『やめ………ん…………………』

あーーー。征十郎に言われたとおりにするんじゃなかった。油断した…………。

「気持ちいい?」

『そんなんちゃう…………』

頭と反応は真反対だ。何かここから離れる方法を考えなければ。

「美桜。前向いて」

よし。耳から離れてくれる。

私は胸を撫で下ろした。

『ん。わかった』

私は征十郎の方を向いた。それからは何もせず普通に乾かしてくれた。

「乾いたよ」

『ありがと。あ、なんか飲む?』

「じゃあ水をくれ」

『取ってくる』

私はキッチンへと水を取りに行った。
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