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赤い夫との日常【黒子のバスケ R18】

第4章 赤い夫との夜


私はお風呂を上がり、少し掃除してからリビングへと入った。

「美桜。おいで」

征十郎が自分の横に座るよう、ソファをぽんぽんと叩く。私は少し警戒しながら歩いた。

「大丈夫だよ。おいで」

『なに?』

私はソファに座ると後ろ向いてと言い、反対を向かされた。

『え??何すんの?』

するとゴーーと温風が頭に吹いてきた。

「乾かすんだよ。ほら、前向いて」

『あ、ありがとう』

征十郎が頭をわしゃわしゃと乾かす。首筋に髪があたってくすぐたかった。征十郎の指が耳のうしろに当たった。

『つっ………………』

「感じてる?」

征十郎は耳元で言った。

『そこで話さんといて………』

「だって聞こえないだろう?」

征十郎は微笑みながら言った。
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