• テキストサイズ

赤い夫との日常【黒子のバスケ R18】

第20章 赤い夫との再開。そして入社



少しページをめくると写真全員で撮った写真が2枚あった。征十郎と私のものだ。私は少し緊張した顔で写っていた。征十郎はいつものように微笑んでいた。

「あの時は美桜と久しぶりに会ったんだよね?」

『うん。あの時は心臓止まるぐらいびっくりした』












それは私たちが結婚する前、私が22歳の時だった。

『あかん……。むっちゃ緊張する…………』

私はトイレで緊張で吐きそうになっていた。

『もう行かな……』

私は腕時計で時間を確認する。

その日は就活のため面接に来ていた。征十郎の会社だ。その時はまだアメリカへは会社が無く、社長はお義父さんだった。

私はよろよろとトイレから出た。

ドンッ

『あっ……すいません……私の不注意でっ!?』

私はぶつかってよろけたが体勢を取り直し、前を向いて心底驚いた。

「…東…………か?」

『え……赤司くん…………?』

「何でお前がここに〘プルルルルップルルルルッ〙」

征十郎の電話がなった。

「あ、すまない。またいつか会おう」

征十郎はそれだけ言うと颯爽と去っていった。

『…………幻覚か?』
/ 237ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp