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赤い夫との日常【黒子のバスケ R18】

第19章 赤い夫との出会い



私は征十郎の目を見る。

『この事について全部1人で背負わんといて。赤司くんだけのせいとちゃう』

私は声を低くして征十郎に訴える。

「だが………」

『もうほんまに殴んで?もうこれ以上自分を責めたりしんといて。逆に私が負い目感じてしまうわ』

ようやく征十郎が納得したのだろうか、少し頷いた。

『もう帰ろ。暗なってまう』

私は伸びをして、歩きながら言った。

「ああ。あと、木村は許してやれ」

『分かってる。まあ軽くしばくやろうけどな』

私は後ろを振り返りにっと笑いそのまま教室へと戻った。



後日、征十郎から聞いた話によると、征十郎のとりまき達は全員自宅謹慎となったらしい。そして征十郎のとりまきは無くなった。黄色い声は相変わらず聞こえるそうだが。











そして、現在。

「そんなことも……あったな」

『あったねー。懐かしい』

「あの時から俺が1人でなにか背負うと怒っていたね。アメリカの時もそうだったが」

『うん。その行為だけはほんまに許さへん』

私は征十郎をキッと睨む。

「その顔ほんとに可愛いよね」

征十郎はそれだけ言うと私の顎を掴み唇を重ねる。
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