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赤い夫との日常【黒子のバスケ R18】

第19章 赤い夫との出会い



パシッ

『はっ……!?』

私は驚いて目を見開いた。そして目の前に赤色が広がる。

『……赤司くん?』

「すまない東。待たせたね」

征十郎が新橋あゆみの腕を持ちながら私の方へ振り返る。

『いや、あの待ってへん。というか待ち合わせしてへん』

「ああ。そうだな」

征十郎は口に少し弧を描いてからすぐに前を向いた。

「あ、かし……様…………」

「新橋あゆみだな。これはどういう事だ」

征十郎は声を低くして言った。

「あの、その……」

「まあ良い。詳しいことは校長室で聞こうか」

そして何処からともなく出てきたから生徒会の人達が新橋あゆみを連れて行った。

「大丈夫だったかい?」

『え?あ、うん。ありがと』

「何故俺を呼ばない。これは俺の問題だろう?」

『ごめん……。というか、なんでここの場所が分かったん?』

「木村が教えてくれたよ」

『佳奈……。あのアホ…………』

私は心の中で佳奈を恨んだ。

「東。本当にすまない。俺のせいでこんな危険な目に…『それ以上言うたら赤司くんでも殴る』」

「え……?」

征十郎は意味が分らないという顔をした。
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