• テキストサイズ

four plus one

第1章 four plus one


 「「「なるほど…」」」
 何で同じ反応なの?
 
 ミルトさんが話し終えると、3人とも顎に手を当てたりしながら考え込んでいる。
 「とりあえず、最初からといきましょう。簡単な自己紹介を…麗華様。させていただいてもいいですか?」
 「あぁ、どうぞどうぞ」
 私がそう言うと、真っ先に口を開いたのは赤髪の元気な人だった。
 「じゃー俺から俺から! 麗華様専属執事、へクターでーす! よろしく!」
 「いぇーい!」と1人テンションアゲアゲのへクターさん。横で「はぁ」とため息を吐くミルトさんに気付いていないようです。
 「じゃー次は俺! 麗華様専属執事の、エリックです。よろしく………お願いします!」
 ミルトさんに最後見られて、敬語になったエリックさん。
 「麗華様専属執事、ルーファスです」
 「……え?! 終わり?! 短っ!」
 「うるさい」
 「そして酷い!」
 ギャーギャーと騒ぎ始めた2人をミルトさんが手を叩いて止めさせると、私に向いて笑った。
 「と、まあ。こんなかんじになるんですが…。お分かりになっていただけましたか?」
 「はい。…大体は」
 私が答えるとミルトさんはもっとにっこりと笑った。
/ 44ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp