デジタル世界に迷い込んだ選ばれし8人の他にあと二人いた?
第8章 人間界とデジタルワールド
☆☆~小姫side~☆☆
「こんにちわでございます。」
いつの間にかいた白い世界。目の前にいたのはピエロのようなデジモン。
「…………あなたは誰?」
「ピエモンでございます。小姫様。」
わざとらしく恭しくお辞儀をするピエモン。
「…私のことを知っているのね。」
「おや?気づかれておいででしたか。それとも誰かから教えてもらったのでしょうか?」
「………いいえ。多分前者の方」
「我らが王は賢くていらっしゃる。」
………我らが………王?
「おっと、私としたことが。」
「どういうこと?」
「あなた様のことを話す時間は次回に致しましょう。今は時間が限られております。では率直に言いましょう。あなた様はそちら側にいるべきではございません。我らとともに行きましょう。」
そしてピエモンの話は続く。その内容は私をとても動揺させた。