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デジタル世界に迷い込んだ選ばれし8人の他にあと二人いた?

第8章 人間界とデジタルワールド


☆☆☆☆☆☆☆

俺とソラ、秋とヤマトに分かれてサッカーを久々にした。

「太一!!」

ソラが俺にパスを求めてくるが、俺はそのままゴールへ。秋が妨害してくる。そして、ゴールに向かって一カバチかゴールへと蹴った。ボールはゴールの中へと入った。

「よっしゃー!見たかよ秋!!」

秋に勝ち誇った表情を見せるが、秋はそっぽを見ていた。

「あーきくん?」

その様子に更に勝ち誇るが、ソラが驚いた声を出して指さす。

「太一!?」
ぎゃおおお!!

突然の叫び声。それはグレイモンだった。

「どういうことだよ!?」

アグモンを見ると、きょとんとした顔でグレイモンを見ている。気づくと秋は真っ先にレオモンを連れて、グレイモンへ攻撃を仕掛けた。

「アグモン!!俺らも行くぞ!!」
《アグモン進化──グレイモン》

「きゃー!!」

ソラの声だ。俺と秋以外の全員がサッカーゴールに閉じ込められていた。

「アチキから逃げ切れると?」
「エテモン!?」

先ほど撒いたはずのエテモンが姿を現した。

「あんたたちはちょっと邪魔。」

秋とレオモンを持ってサッカーゴールへと入れるエテモン。

「なにをする!」

「うふふふ!余興よ。よ・きょ・う!ここはコロッセウム!戦いなさい!」

グレイモンVSグレイモンの戦いが始まった。同じグレイモンなのだが、仲間を気にして戦っている分こちらが不利だ。

「エテモンさま!」

ガジモンが何かを抱えている。俺はそれを見て驚愕した。

「小姫!?」

ジョウもいた。

「こっちはあいつらと一緒に入れておいて。こちらは私が貰っとくわ。」

エテモンが小姫を片腕に抱えた。

「やだ、かんわいー!お人形さんみたいー♡」

「小姫を離せ!」

「それはアチキに勝ってから言うことね。」

小姫は目を覚ます様子がなく、俺は嫌な予感が頭をよぎった。

「小姫に何をした!!」

「あらやだほっぺたぷにぷに。何もしてないわよ。ね?」

「はい落ちてました。」

「まだ殺さないわよ。というよりまだこの子を殺せないという方が正しいかしら?」

意味がわからないことを呟くエテモン。

くそっ。何をやっているんだ。守るって決めたじゃないか。俺が…俺が…

その時グレイモンが倒れた。

「っ立て!!立つんだグレイもん!!こんな奴に負けるなぁぁ!!」

その時嫌な光が俺を包んだ。
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