デジタル世界に迷い込んだ選ばれし8人の他にあと二人いた?
第8章 人間界とデジタルワールド
☆☆~小姫side~☆☆
その建造物は古代ローマで使われていたコロッセウムだった。
「すごいねー!」
「おい!サッカーゴールがあるぜ!」
サッカー好きな太一たちはニコニコして行った。
「………ジョウ。大丈夫?」
「………無理だ。眠い。」
「私も」
考えてみれば私達は眠ることなく太一たちの捜索に行ったのだ。ここでピークが来てしまった。
「クフフフ。安心してお休みなさい。」
太一たちの声でない。だけど私は考えることが出来ず、そのまま眠りについてしまった。