デジタル世界に迷い込んだ選ばれし8人の他にあと二人いた?
第6章 バラバラになった仲間と目指せスパイラルマウンテン
「ウオオオオオ!!」
戦いはどちらも互角。黒と白の力が交わることなくぶつかり合う。
《エンジェナックル》
「…………くっ」
だが、タケルの思いものせて戦うエンジェモンが少しずつおしていった。
「………こうなったら………おい!こいつがどうなってもいいのか?」
「小姫ちゃん!」
「!?」
いつの間にかデビモンの手には小姫が握られていた。俺はレオモンを見るがレオモンは立ち上がるのもやっとだった。
「なっ!?くっ、卑怯な。」
攻撃するのを躊躇うエンジェモン。
「フフフフ。大人しく俺にやられればこいつには手出ししないさ………ぐっ!?」
エンジェモンの力がだんだんと上がっていく。
「お、お前こいつもろとも攻撃するつもりか!?」
「エンジェモン!」
「………大丈夫タケル。これは悪以外のものには効果はない。」
「………や、やめろ………じ、自滅するつもりか……」
「デビモン………お前の闇の力は強くなりすぎた。お前を野放しにはできない。」
「エンジェモン!?」
そしてエンジェモンは技を出した。その光は温かく、怪我が治っていった。だが、エンジェモンの体はだんだん消えていった。
「………クハハハハ!馬鹿なやつだ。海の向こうには私以上に強い奴らが沢山いる。お前は犬死になのだよ。」
「………エンジェモン!」
「すまないタケル。ここでさよならだ。」
「そんなことさせない!!」
小姫の声が遠くから聞こえた。
「なっ、何!?お前は我が屋敷にいたはず」
別のレオモンの肩に乗って、小姫が現れた。元気そうな姿を見てほっとする。どうやら先ほどの小姫は偽物だったようだ。
「小姫ちゃん!!」
タケルが泣きそうな顔をしていう。小姫はレオモンから下ろしてもらうと急いでエンジェモンのところへと行く。
「はいこれ!」
「そ、それは、聖なる水晶!?どこでこれを?」
「デビモンの地下で。これで貴方は助かるんでしょ?」
「………恩にきるよ。ありがとう。」
「ば、馬鹿な…………馬鹿なぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」
こうして、犠牲者0で俺たちは勝利した。