デジタル世界に迷い込んだ選ばれし8人の他にあと二人いた?
第2章 初めてのキャンプ場での初めての友達
小屋が近づいてくると、なにやら白いものが降ってきた。雪だった。
「これ、雪じゃないですか!?」
「夏なのになんで?」
そして、それはどんどん激しくなり吹雪となった。
「小屋に避難するんだー!」
この中で一番年上のジョウが叫ぶ。俺は小姫の荷物をソラに頼み、走り出した。体が冷えると小姫によくない。
「ごめんね。」
俺が上を脱いで小姫にかけると、小姫がうつむきながら喋った。
「いつものだろ。きにするな。」
そして、吹雪が止むまでそこで待機した。