デジタル世界に迷い込んだ選ばれし8人の他にあと二人いた?
第6章 バラバラになった仲間と目指せスパイラルマウンテン
「アキ!よかった目が覚めたんだね!」
どうやら気絶していたらしい。ライモンが俺に擦り寄る。
「……あれからどうなった?」
「レオモンが助けてくれたんだ。タイチが操られていたレオモンを解放して。俺は気絶した秋を連れて逃げたんだ。」
「………そのレオモンはどうなった?」
「…………再び操られて、デビモンの元にいる。」
「そうか。………ここはスパイラルマウンテンの麓か」
見覚えのある岩場に俺は言う。
「うん…………アキ、顔色が悪い。まだ休んでたほうがいい。」
「いや、大丈夫だ。それよりここは見渡しがよすぎる。敵に見つかる。森の方へ行くぞ。」
森へ行くと、なにやら前と様子が違った。
「………どういうことだ?ここは……………」